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Others2025.12.04 詐欺サイト、ニュースサイトでも「もっとみる」や「詳細」は危ない?

先日、某新聞社のニュースサイトでおこった実話です。

 

ニュースの前半が読めて、途中で「もっとみる」というバナーがあり、記事の全部が読めるのかと思ってついクリックすると、画面全体が「あなたはハッキングされました」という警告画面になり、マウスクリックが効かなくなりました。

 

そんなもの嘘に決まっているので慌てず騒がず、Ctrl+Alt+Del キーでタスクマネージャーを呼び出してブラウザーを終了させて一件は落着です。Ctrl+Alt+Del キーも効かなければ電源を切って(長押しして)再起動すればいいだけのことです。

 

問題は、このバナーがちゃんとした新聞社のニュースサイトに貼られていたことです。そのサイトには悪意のジャバスクリプト(nowprocketという名前でアメリカのドメインでした)が組み込まれていました。名前もドメインもころころ変わっていくでしょうから、素人に追跡は無理でしょうが、新聞社はこのバナーを何もチェックせずに貼り付けたのでしょうか。犯罪者はチェックをうまくすり抜けるのかなあ。

 

念のためにこの新聞社には状況とリスクを知らせましたが、一週間たった現時点で梨のつぶてです。

 

オールドメディアの矜持として、詐欺の片棒を担ぐようなことにならないよう不法・不当・迷惑な広告はしっかりとチェックをし、排除してもらいたいと強く感じた一件でした。