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Others2025.11.25 エクセル・ワードのルビ(ふりがな)の付け方とルビによる並べ替え

ルビ(フリガナ)を振るならフォントメニューでしょう、と思ったあなた、惜しい!

 

ホームタブ/フォントグループの中の小さな字で「ア亜」と縦に並んだとっても小さな「ふりがなの表示/非表示」というアイコンの横の小さな下矢印です。アイコンを直接押すと、ルビの表示と非表示が切り替わります。下矢印を押すと「ふりがなの編集」が出来るので、フリガナを変更したい文字(エクセルではセル)をマウスで選んで書き換えればOKです。

 

エクセルの場合、文字列のセルの並べ替えをする時は、既定としてルビによって並べ替えが行われます。ルビは既定の表示では見えませんが、上記の「ふりがなの表示/非表示」で表示させることが出来、手入力した文字は入力したとおりにルビが振られています。

 

では、エクセルに他からコピーしてきた場合はどうでしょう。ルビの情報がエクセルにはないので、並べ替えは原則として漢字の音読み順(正確にはコード順)になります。宮崎は「みや」ではなく「きゅう」、安井は「やす」ではなく「あん」ですから、安井、宮崎と並びます。普通のよみ順でちゃんと並べたかったらルビを振るのは必須です。

 

ルビのないセルにルビを付けるには、そのセルで上記の「ふりがなの編集」を選びます。するとエクセルが勝手にフリガナを付けてくれますが、当然間違いが多々あります。例えば私の洋彰はヒロシアキラになってしまいますので、これはもう手修正するしかありません。

 

ルビさえ付けておけばPHONETIC関数を使ってそのルビを別のセルに取り出すことも可能です。ただしいかにPHONETIC関数でもルビのないセルの場合はどうしようもなく、元の漢字がそのまま取り出されることになります。

 

なおあまり必要性は感じませんが、並べ替え範囲を選び右クリック、並べ替え/ユーザー設定の並べ替え、「オプション」をクリックしてルビを使わない並べ替えも出来ます。

 

フリガナを付けたり編集したりするのに、「フォント」のメニュー(ダイアログボックス)の中には選択肢がなく、ホームのリボンの中の小さな小さなアイコンの横の矢印を押すしかないというのは、極めて不親切だと思います。まあマイクロソフトの不親切は今に始まったことではありませんが。