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Others2018.10.15 USBメモリーの一部分を暗号化するVeraCrypt

USBメモリーはとっても便利ですが、小さくて軽いので紛失のリスクがあります。私たちのように顧客情報を持ち歩くとなると情報漏洩にはとても気を遣います。

そこで持ち歩くUSBメモリーは暗号化しておくことになるのですが、ウインドウズ標準のBitLockerなどは、USBメモリー全体を暗号化するので、メモリーをちょっと使いたいだけの時には不便です。

私は、USBメモリー内に「コンテナ」という暗号化フォルダーを作ってくれるVeraCryptを使っています。コンテナは見た目は単なるファイルですが、実態は暗号化されたフォルダーで、中を見るにはVeraCryptを使って「マウント」してやる必要があります。その時にパスワードなどが必要になり、マウントすると新たなドライブとして普通に使えるようになります。USBメモリーがEドライブなら、Fドライブ(GでもZでも何でもよい)が出来ます。作業が終わったらアンマウント。

以前はTrueCryptを使っていたのですが、これはセキュリティ上の問題で今は使わないようにすべきです。実質的な後継であるVeraCryptを使いましょう。

暗号化するソフトなので、ほかにも色々と出来るのですが、

https://www.veracrypt.fr/en/Downloads.html

からPortable versionをダウンロードして、手持ちのUSBメモリーに解凍して、VeraCrypt-x64.exeをクリックして自分好みの設定をしてやれば、ニーズにぴったりの「フォルダーの暗号化」が出来ます。

日本語化にも対応しているので、試してみる価値はあると思います。